標高およそ600メートルにある山梨県富士川町の小室地区は、山あいで日当たりのよい斜面と気温の寒暖差を利用したゆずの栽培が盛んな地域で、県内でも有数の生産地として知られています。
8日に初出荷を迎えた「JA山梨みらい」の穂積共選所には、収穫されたおよそ150キロのゆずが集められ、JAの職員が傷の有無や色づきなどを一つ一つ丁寧に確認していました。
「JA山梨みらい」によりますと、ことしは作柄がよいとされている「表年(おもてどし)」とされ、JA山梨みらい増穂経済センターの小林大軌さんは「去年に比べて出荷量も多くなると思います。皮も硬くなく苦みも少ないので、皮を刻んで薬味として使っていただきたいです」と話していました。